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【フレンドマーケット】ぼろ織り工房 風良(ふうら)

2021/4/13

小谷村の伝統工芸「ぼろ織り」を現代へ

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物を大切にする心が生み出した「ぼろ織り」

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長野県の北西部に位置する小谷村(おたりむら)は、豪雪地帯のため昔から綿の栽培が困難な地域でした。明治時代までは麻を栽培し、女性たちが麻布を織ることが中心でしたが、千国街道の流通により小谷村でも木綿を購入できるようになりました。しかし、当時は麻布の販売で得たわずかな現金収入しかなかったため、人々は購入した木綿の着衣を着古したのち、それらを裂いて再び織り込むという技法「裂き織り」(ぼろ織り)を用いて、木綿を大切に使いました。

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風良では、100年以上前から小谷村で受け継がれてきた高機(たかばた)を使い、今では用いられることの少なくなった糸綜絖(いとそうこう)を使用して織っています。

【糸綜絖(いとそうこう)】
綜絖とは織機の一部品で、緯糸(よこいと)を通す空間(杼道[ひみち])を作るために経糸(たていと)を上下に開く仕掛けのこと。小谷村では、丈夫な糸を使って作った「糸綜絖」を使うことが継承されています。

すべて手作り、すべて本物。時代のニーズに合わせて「伝統」をつなぐ

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「ぼろ織り」は貧しい時代を思い出すものと言われることも多く、古い、恥ずかしい、というような暗いイメージがありました。そのイメージを払拭できるよう、経糸と緯糸のデザインを再考し、カラフルな色合いや老若男女が使える商品作りを心掛けています。すべてが手作りのため少しずつ模様や風合いが異なり、世界に1つだけの商品ができあがります。

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「ぼろ織り」は時代の流れとともに何度も消滅の危機を迎えました。
しかし、その度に後世に残したいと思う人々によって、今日まで受け継がれてきました。そして、時代の流れの中で小谷村の「ぼろ織り」は変化してきました。伝統は守るだけでは続きません。時代のニーズに合わせて変化することも大切です。代々繋いできた女性たちの歴史を感じながら、新しい商品づくりを行っています。

【ぼろ織り工房 風良(ふうら)】
〒399-9421 長野県北安曇郡小谷村大字中小谷丙8344
tel. 0261-82-3280
お問い合わせはこちら

ぼろ織り工房 風良の取扱商品

生産地のご紹介

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モンベルの提携エリア(フレンドヴィレッジ 小谷村)で生産しています。

町・島・村など地域ぐるみでモンベルクラブ会員さまのアウトドアライフをサポートする、モンベルおすすめのフィールドが「フレンドエリア」です。
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