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2019/3/7
高知県須崎市から伝統製法で生み出す「からすみ」などの塩干加工品をお届けします。
須崎の海の恵みを伝統の技で「海の旬(いま)を届ける。」
宮進商店は、高知県中央部に位置する須崎市の土佐湾に面した富士ヶ浜通りにあります。大正10年の創業以来、「黒潮の恵みを受ける須崎の地で、『海の旬(いま)を届ける』」という方針のもと、からすみやいわし丸干しなどの塩干加工品を作り続け、現在は4代目である進太郎さんが事業を承継されています。
須崎で育ち、家業を通じて幼いころから海と向き合ってきた進太郎さん。「森の養分が、山肌からの湧水や川を通じて海に流れ出るところに魚は集まる。須崎の海はまさにそういうところ。」と語ります。森林保有率日本一という高知県の山の恵みが、須崎の海を豊かにしているのです。また、宮進商店の目の前に広がる土佐湾は入り組んだリアス式の地形からなり、魚種の豊富さは日本有数。そして、定置網、釣りなど「追いかけない漁法」が中心のため過剰捕獲にならず、海洋資源保護の観点からも理想的な多品種少量型の漁業をおこなっている地域です。須崎の海産物の美味しさと価値を知ってもらいたいという思いが、宮進商店の商品づくりへのこだわりにもつながっています。
進太郎さんのモットーは「温故知新」。「日本人の食べたい本物の味を作り続けていくことが目標。そのためには、伝統を大事にすると同時に新しいことを取り入れることでもある。」と、新商品を開発にも取り組まれています。「からすみフレーク」は、からすみを気軽に味わってもらえるようにと試行錯誤して完成させた商品のひとつです。お客様からのご要望に耳を傾けることを忘れずに、初代から蓄積してきた加工技術を引き継ぎながら、日々須崎の味を届けるべく邁進されています。
手作業で生み出される本物の味
宮進商店が新鮮な海産加工品を作ることができる理由のひとつに、立地の良さがあります。加工場は須崎港競り場から1分以内の場所にあり、原魚の水揚から加工まで、他を圧倒するスピードで鮮度のよいまま処理を行うことができるのです。
さまざまな塩干加工品を作る宮進商店ですが、全商品に共通するこだわりは手作業による「塩梅(減塩)」と「天日干し」だそうです。効率化の面から機械での加工が主流になる中、本物の味を届けるためは手作業が欠かせないといいます。「手指の感触で塩の入り加減を調整し、天日干しを行います。長年培われてきた経験から出せる旨味にこだわるためです。」
からすみやいわしの丸干しなどに使われるのは、海産物と塩のみ。素材の旨みを十分に引き出す製法は、まさに伝統の技と経験があってこそです。「大正10年創業以来、地元の人に愛され親しまれた味を大切にし、安心安全と共に多くの人にお届けしたい。」そんな宮進商店の思いと須崎の海の恵みが作り出す「本物の味」をご賞味ください。
【宮進商店】
高知県須崎市幸町8-7
tel.0889-42-0940
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