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2021/5/17
「農業にもっと“わくわく”を」 毎日が好奇心いっぱいの果樹園
伝統を受け継ぎながら新しいことに挑戦し、将来の子どもたちへつなぐ
山形県寒河江(さがえ)市は月山の麓にあり、万年雪の雪解け水によってできた寒河江川が最上川に流れ込む合流地点です。山に囲まれた盆地のため寒暖の差が激しく、夏は暑く冬は寒い、果物の栽培に適した地域です。サクランボやラ・フランス、リンゴなどの果物栽培が盛んな一方、大きな川に挟まれた肥沃な大地があり、昔から野菜栽培も盛んに行われてきました。
周りは高い山に囲まれており、少し山へ方に行けば積雪2~4mを超える豪雪地帯になります。その雪を利用した「雪室」の施設もあり、果物や米、野菜を長期保存するのに適しています。
中川果樹園は昔から代々受け継がれ、私で11代目です。大学卒業後は東京で仕事をしていましたが、いつかは地元に戻らなければという思いがありました。また、農業は栽培・営業・経営の全てを自分でやらなければならず、今までとは全く異なる経験を積むことができるという面白さを感じたこともきっかけとなり、30歳手前で実家に戻りそのまま就農。妻も他業種で働いていましたが、2019年に中川果樹園が法人化するのに伴って就農しました。東京と山形では時間の流れがあまりにも異なり、山形ではゆったりとした独特の時間が流れているように感じます。
果物栽培は発送できる時期が限られているため、1年を通してお客さまに作物を届けたいという思いから、ニンジンやジャガイモ、サツマイモなどの野菜栽培にも着手し、今後は葉物野菜も栽培予定です。
畑の果実も我が子のように
1. 主体は「樹」
人間はサクランボ1つ、葉1枚、種1粒も自身の体から作り出すことができません。全てはサクランボの樹、野菜の種が実らせてくれるのです。私たちはその環境を整えるために、土作りや日々の観察を通して樹の状態を把握することに努めています。
2. 見た目よりも味を大切にします。
樹上でギリギリまで完熟したものを収穫しています。リスクを伴いますが、一年間頑張った努力の結晶が味につながると思っています。見た目も大事ですが、それ以上に完熟した果物本来のおいしさを皆さまに味わってもらいたいという思いで育てています。
3. 農産物は「個性の塊」
毎年気候が異なるように、作物も年によって仕上がり異なります。さらに、樹が一本一本違うように、枝や実によっても千差万別。樹齢の長い樹は実る果実の数が少ない反面、濃厚な味になります。逆に、樹齢の若い樹は元気に沢山の実をつけ、爽やかな味になりやすいという特長があります。そんなワイルドな個性の違いを感じてもらえればと思います。
4. 除草剤はなるべく使わないようにしています。
雑草は作業の邪魔になりますが、重要な役割を果たしてくれています。夏の干ばつ期は地表面の温度が上昇しすぎるのを抑え、土が乾くのを防いでくれます。また、ミミズなどの小さな生物が増えることで土壌が肥沃になります。私たちは、そんな自然の営みをそのまま生かした栽培を心がけています。
中川果樹園は「農業にもっと“わくわく”を」という言葉をモットーとし、子どもたちに「農業って楽しい! かっこいい!」と思ってもらえる果樹園を目指しています。私たちの取り組みを通して、皆さまと一緒に「わくわく」「楽しい」「おいしい」を作っていきたいと思っています。
私たちのことや日々の様子をホームページやブログで紹介していますので、ぜひご覧ください。
【中川果樹園】
〒991-0024 山形県寒河江市六供町1-2-50
tel. 0237-84-4124
お問い合わせはこちら
中川果樹園の取扱商品
生産地のご紹介
モンベルの提携エリア(フレンドエリア 月山・朝日・飯豊・蔵王(がっさん・あさひ・いいで・ざおう))で生産しています。
町・島・村など地域ぐるみでモンベルクラブ会員さまのアウトドアライフをサポートする、モンベルおすすめのフィールドが「フレンドエリア」です。
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