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2018/1/15
里山が育むブナ科常緑樹“ウバメガシ”を使った職人こだわりの備長炭と薪
自然の恵みを生かす、ウバメガシの備長炭職人
リアス式海岸など美しい景観に恵まれた伊勢志摩地域。伊勢志摩は、備長炭の原料となるブナ科常緑広葉樹“ウバメガシ”の全国屈指の自生地で、選りすぐりの原木を調達することができます。マルモ製炭所は、資源に恵まれたこの土地で、ウバメガシを使った備長炭や薪を生産・販売しています。
「田舎に住み、自然に触れながら伝統的な仕事がしたい」という思いが募り、炭焼きに挑戦したという代表の森前さん。約3年の修行を経て炭焼き職人として独立、現在は2つの炭焼き窯を設けて、炭作りに取り組まれています。優良な炭を生産されているのはもちろん、炭焼きの仕事は担い手不足が深刻なため、後継者育成も積極的に行われています。
また、一度人の手が入った森は、適切な間伐や管理が必要なことから、良質な備長炭を生産するだけでなく、害虫の温床となる放置されがちな古い原木を薪として利用されるようになったそうです。
里山を健全に保ち人と自然が共存していくためには、炭焼きの工程や薪の利用は大変価値があるのです。
健全な里山の森を維持するために
「ウバメガシを伐採すると、ほどなく切り株から新しい芽が出てきます。そんな光景を見ていると、木は究極の再生エネルギーであるという確信が持てます。木は究極のエコエネルギーです」と森前さんは語ります。しかし、健全な里山の森を維持するには適切な管理が必要不可欠です。
近年、ウバメガシは深刻な森林害虫キクイムシの食害を受けています。マルモ製炭所の周辺には豊富な原木が自生していていますが、良い原木だけを使い、古い原木を放置することは、キクイムシの増殖につながります。食害を受けた太い木を薪として利用することは、森を守ることにつながります。ウバメガシの薪は、備長炭の原木が生える森を大切したいという気持ちから生まれた産物なのです。
ウバメガシは薪として、通常使われるナラなどの原木より、火力があり火持ちが良い特性があります。また、炭の中でも世界最高級とされる備長炭は、火持ちが良く微妙な火加減ができ、食材の持ち味を引き出させる力を秘めています。
「炭の生産は人と森が共存してきた伝統の技―。」森前さんの思いと妥協しない姿勢が、こだわりの備長炭を生み出しています。
【マルモ製炭所】
〒516-0112 三重県度会郡南伊勢町伊勢路2218
tel. & fax. 0599-65-3218
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