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2019/5/20
能登の大自然で育った栄養満点! おいしい「のとしし」をお届けします
イノシシとの共存! 「のとしし大作戦」
のとしし団は、石川県羽咋市で、害獣として捕獲されたイノシシを貴重な資源として活用する「のとしし大作戦」という取り組みを行っています。羽咋市は日本で初めて世界農業遺産「能登の里山里海」に認定された、石川県・能登半島の付け根部分にあります。羽咋市の名物スポット「千里浜なぎさドライブウェイ」は、全長8kmもの海岸線の砂浜を車で走ることできる奇跡のようなビーチです。市内には縁結びの神様を祀る能登一ノ宮の気多大社(けたたいしゃ)、日蓮宗の北陸本山で能登随一の大伽藍をもつ金榮山妙成寺(きんえいざん みょうじょうじ)があり、古くからの歴史が息づく場所でもあります。
近年、能登半島では爆発的にイノシシが増加し問題となっています。田畑に多くの被害を受けていますが、これまでイノシシが少なかった能登では対策が遅れていました。今後さらに被害が増えると、集落に住む人が減ったり農業をやめる人が増え、世界農業遺産「能登の里山里海」としての認定を受けた伝統や文化、美しい景観が失われてしまうことも考えられます。こうした危機感から、対策としてイノシシが捕獲されるようになりましたが、当初は十分な設備が整っておらず、捕獲されたイノシシのほとんどは地中に埋めるなど廃棄処分されていました。
イノシシを捕獲しても、収入につながらない上に、気持ちも晴れない作業が増えるばかりであったため、イノシシを貴重な資源として活用できないかと羽咋市が立ち上がり、2015年に獣肉処理施設を中心とした「のとしし大作戦」の事業を開始しました。そして、将来的に意欲のある若者たちに事業を担ってもらいたいと、地域おこし協力隊として若者たちを募り「のとしし団」を結成しました。
栄養満点! 大自然に育まれた「のとしし」
能登の豊かな自然の中で育つイノシシを「のとしし」と呼んでいます。羽咋市は中能登丘陵と石動(いするぎ)・宝達(ほうだつ)山地に囲まれ、イノシシたちは旬のエサを求めて一年中山々を駆け巡ります。豊かな自然の中ですくすくと育ったイノシシは脂肪の付きも健康的で栄養満点。高たんぱくで低カロリーな上、還元型コエンザイムQ10やビタミンB群などを豊富に含みます。また、いのちを余すことなく活用したいとの思いから、食肉だけでなく革や骨を使った商品も製作中です。それでも活用できず廃棄していた部位は、炭化装置を導入し肥料への活用に挑戦しています。
イノシシは、食肉処理業の許可(石川県指令能中保第5159号)を取った衛生的な施設で処理し、安心・安全な食材として提供しています。丁寧に処理されたイノシシ肉は臭みがなく、おいしくお召し上がりいただけます。
●安心安全のための5項目
1.屠殺(とさつ)前に健康状態を目視し、殺後の放血・内臓摘出は1時間以内に行う
2.電解水生成装置による洗浄、空調設備による温度管理を徹底
3.精肉後は速やかに真空パックし、金属検知機による安全管理を行う
4.精肉は個体番号を付けて保存し、イノシシの捕獲状況が照会できる
5.急速冷凍し冷凍保管することで、素材そのものの味を届ける
【のとしし団】
〒925-0613 石川県羽咋市飯山町ヲ32番地
tel. 0767-26-2944
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のとしし団の取扱商品
生産地のご紹介
モンベルの提携エリア(フレンドタウン 羽咋市(はくいし))で生産しています。
町・島・村など地域ぐるみでモンベルクラブ会員さまのアウトドアライフをサポートする、モンベルおすすめのフィールドが「フレンドエリア」です。
フレンドエリアについて
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